2015年10月16日

JTのM&Aノウハウ

via:JTのM&A戦略

JTに学ぶ海外M&A成功のコツ(日経)
海外M&A成功の秘訣はどこにあるのだろう。それは「買収前」と「買収後」に大きく分け、重要性の配分を間違えないことだ。   大まかにいうと、買収前の重要度が2~3割なのに対し、買収後は7~8割と、こちらがはるかに重要だ。海外企業買収のゴールは、買収した日本企業の企業価値が向上し、株価に反映されることだ。したがって、M&Aが成功したか否か、結論を出すには、少なくとも2~3年は必要だ。

JTによるRJR買収の場合、JTは社内に「買収班」と「買収後統合班」の2つのチームを立ち上げ、「買収後統合班」は首脳人事やリストラ計画を綿密に検討、整理していった。


さらに、経営権を握ることも大事だ。取締役会の過半数は買収側が派遣するのが望ましい。

さらにもうひとつ、買収後にやるべきことがある。社内のエースを惜しみなく現場に派遣し、統合実務を推し進めることである。

JTのM&A 新貝康司著 プロセスを具体的に明かす(日経)

先日もレイノルズ一部買収交渉で話題となったJTの海外事業買収案件は評価が高いので、一度ゆっくりと読んでみたいですね。

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